Googleマップへ、パノラマ写真を掲載するまで

撮影したパノラマ写真をGoogleマップへ掲載する方法と、複数のパノラマ写真を撮影した場所(リスティング済みの場所)へアップロードし、画面に表示されている「<」マークを触ることで歩けるように「結合(コンステレーションといいます)」してみましょう。
下の画像の場所は、知多市新舞子児童遊園地になります。
このパノラマ写真を掲載、連結(コンステレーション)した、一連の作業をおさらいします。

全体の流れ(赤文字部分の説明になります)

・THETAなどでパノラマ写真を撮影(撮影の基本手順
・必要に応じて画像を一旦PCへ移し、写真を加工する(パノラマ写真をキレイにしてみよう
・撮影した写真をスマートフォンのGoogleストリートビューアプリで掲載する

アップロード方法について

THETAでパノラマ写真を撮影するときに、設定画面の「撮影後表示(スマートフォンへ転送)」するモードにしておくと、撮影したパノラマ写真は常にスマホに保存されています。
THETAのバッテリー消耗は大きくなりますが、撮影に失敗していないかを都度確認する方をお勧めます。帰ってから撮影に失敗したことに気づき、もう一度その場へいきたくなることがあるためです。
撮影した画像がスマートフォンにコピーされるため、撮影結果のバックアップにもなります。
アップロードの基本は、撮影した映像が「スマホに保存されている」ことから始まります。

大半の方は、画像を補正する必要がないと思いますが、わざわざパソコンで画像を処理する必要があるのかも書いておきました。
基本的には下の方に書いてある「Googleマップへアップロードしてみよう」を見てください。

(寄り道)スマートフォンへのコピーの前に画像をキレイにします

パノラマ写真の画像加工をなぜ行うか?

おーのくんは、実は撮影したTHETAの映像をキレイにするため、一旦THETAからパソコンにコピーしています。画像編集ソフト(おーのくんはフォトショップ)を使って、撮ったばかりの映像を数か所加工しています。詳しくはこちらへ「撮影したパノラマ写真をキレイにしてみよう

 

昨年掲載した画像見てるとさぁ、何だか画像は暗いし、僕があちこちに写ってるし、パノラマ写真の下を見ると、一脚が写ってるんだよね。
一旦掲載しちゃうと、後でキレイな画像をアップロードしても、Google先生は、古いストリートビュー画像と差し替えをしてくれないんだ。
言い方を変えたら、最初に撮影した写真は末永く掲載されるってことなんだけどね。
・・・・で、最近すごく後悔してるんだよ。

 

え~、下なんて誰もみないよ。気にしすぎなんじゃないの??
気にしない気にしない。

 

 

 

え~そうかぁ?
これ、新舞子児童遊園地の入り口のところなんだけどさ、撮影直後と加工後の映像を2つ並べてアップしてみたよ。ちょっと見てよ。
上の写真を見てほしいんだ。青空下で撮ると空と緑がほんとにキレイなんだけど、どうしても撮影した直後の画像は、少し暗めになるんだ。
当然なんだけど、一脚とTHETAの影がもろ写りしちゃうんだよね。

今更なんだけど、たくさん撮っていていつも気にはなってたんだけど、写真の「地面」が気になって仕方ない。
あと、太陽を撮るので、THETAは暗い側の映像とキレイにするためか、画像が幾分くすんだ色になるんだよね。この日、快晴だったから実際に目で見た画像はもっときれいだったんだよ。
もう一つ!THETAは直射日光がレンズに入ると「レンズフレア」ができてしまう。
この画像はたまたま木陰でレンズに日光が当たらない場所だったので、レンズフレアは出なかったんだけどね。めちゃくちゃ赤い点で、すごく目立つんだよ。

■加工前、撮影したてのパノラマ写真(Theta360.comで表示)

知多市新舞子児童遊園地(加工前) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

■加工後、画像を少し明るくして、地面の影と一脚を消したパノラマ写真(Theta360.comで表示)

知多市新舞子児童遊園地(加工済) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

THETAで撮影したパノラマ写真で修正したくなる場所とは

THETAは、全天球で撮影することができる優秀なカメラですが、青空や海が美しく撮れるはずの「太陽が照りつけている場所」や、施設内部の眩しい光源のある場所での撮影で、赤色の点「ゴーストフレア」が発生します。

太陽の位置をカメラと90度になるよう配置することで発生を防げますが、太陽方向をきれいに撮りたい場合は、どうしても太陽の向きにTHETAを配置したくなります。
一旦PCに画像を移動し、赤い点を画像編集ソフトを使って補正します。
おーのくんは、この赤い点と一緒に、底に写ってしまった一脚もしています。

一旦、スマートフォンのパノラマ写真をPCへコピーする

一番簡単なのは、PCとスマートフォンをUSBケーブルで接続し、コピーすればいいのですが、おーのくんは画像管理がしやすいように、Googleドライブを使っています。
または、THETAのメモリーに入っているパノラマ写真を、PCへUSBケーブルを使ってコピーするのもOKです。

PCで加工したデータをGoogleドライブへアップロードすると、インターネット経由でスマートフォンにも同期がかかり、加工済みの画像データが保管され、スマートフォンへの画像登録が自動で終わります。つまり、PCで訂正した後、スマートフォンでGoogleマップへの掲載が楽になる、ということです。

赤色点を消したり、一脚が写ってしまっている底面の画像処理は、ちょっとした工夫をすると簡単に消せます。
でも、覚えるまでが大変なので、また別の日にお知らせします。

Googleドライブを使った場合

PCでGoogleアカウントでログインした、Googleドライブのフォルダへアップします(ドラッグ&ドロップするだけ)。
下記の例では、マイドライブの「アップ用/001」というフォルダへアップしました。

次に、スマートフォンでGoogleドライブをひらき、一旦同期がかかったかどうか、見ておきます(これが重要)。
一度Googleドライブへアクセスしておくと、後の作業(Googleストリートビューアプリ)で公開するフォルダで、Googleドライブを選択した時に、アップロードしたい映像をすぐに確認できます。

Googleマップへアップロードしてみよう

撮影したパノラマ写真は、スマートフォン・タブレットでGoogleマップへ掲載(アップロード)します。

Googleストリートビューアプリを起動します

Googleストリートビューアプリの基本画面の下側にある「カメラマーク」をタップします。すると、下記のようにメニューが3つ表示されます。
「360度写真をインポート」を押してください。
インポートしたい画像が保存されている場所を選ぶ画面が表示されます。
今回はGoogleドライブのアップロード用フォルダ「001」を選択します。THETAで撮影した写真を掲載する場合は、「RICOH THETA」フォルダに撮影した写真が登録されています。

 

下記のようにフォルダ内の写真が一覧表示されます。(右上ボタン内の「設定」によっては行表示されることもあります)
画像を確認しながら、1点ずつタップし、チェックマークを入れて選択していきます。
選択後、画面右上にある「開く」を押します。

インポート処理が進みます。記載がある通りで、公開するまでは写真は他人には見ることができません。
インポートが終了すると「00枚中00枚の写真をインポート済」とメッセージが出ます。

下記のような画面になります(実際はグレーの部分に写真が表示されます)。ここで、リスティング(パノラマ写真に場所を紐付けする)作業をします。
「マップのリスティングを追加しましょう」を押します。「パノラマ写真と、マップのリスティング情報を紐付けしましょう」という意味です。
(複数箇所の撮影をしてしまった場合は、日付部分をタップした後、1枚ずつリスティングを行うことになります)

スマートフォンのGPS機能をONにしている場合は、GPSの位置情報をTHETAが取得し、パノラマ写真へGPS情報を埋め込みしています。
この情報を頼りに、Googleストリートビューアプリは、撮影したと思われる場所の候補を近い場所から表示してくれます。おーのくんも初めてのアップで間違えましたが、必ずしも近い場所の順番とは限らないので注意してください。
撮影した場所は「新舞子児童遊園地」なので、この候補には載っていません。
「リスティングとは?」で説明していますが、新規でリスティング追加を行った場所は、1日以上経過しないと地図にも掲載されず、リスティング候補にも表示されません。
この場合は、グレーで表示されている「リスティングを検索」の部分をタップして、手入力することでリスティング候補を表示できます。
「新舞子児童遊園地」と入力します。

 

下のように2番めの候補へ「新舞子児童遊園地」が表示されました。
GPSの距離を確認すると「12メートル先」になっています。正しい場所であることを確認することができます。表示された正しい場所をタップしてください。
まれにですが、同じ地名の他府県の場所を表示することがあり、距離が「120km先」といったような数字が表示されますので、間違った場所であることがわかります。
「神明社」「熱田社」など、似たような名前の時に起きますので注意してください。

これで、リスティング(場所を付ける)ことができました。
次に、複数のパノラマ写真を連結する作業を行います。

コンステレーション(写真と写真を連結する)について

広い場所を撮影して複数のパノラマ写真がある場合は、Googleのストリートビューカーが走った道路の映像のように、写真と写真を結合して移動することができます。
この作業のためには、先程のリスティングが終わった映像の位置を微調整する作業を行います。
下記画面のように対象の画像を全て選択後、画像右上にある設定ボタンを押した時に表示される「場所を編集する」を選択します。

 

1枚1枚のパノラマ写真は、登録されたGPSの情報を使って、マップ上に自動で配置されていますが、GPS情報の取得が悪かった場合などは、位置が一箇所に集まっていることがあります。
撮影した順番(またはファイル名の若い順番)で画像の位置にナンバーが付いています。撮影した場所を地図または衛星写真と、画面下にある水平方向の映像を頼りに、正しい位置へ画像位置を移動・配置します。
なお、後の工程で行う「Googleマップへアップ」した後でも、位置の微調整を行うことができます。後工程が楽になるよう、概ねの位置を決める作業と考えてください。
この作業の時に、誤ってアップしてしまった画像を削除する作業を行うことで、画像の重複を回避できます(スマートフォン端末の機種・OS、アプリのバージョンなどの要素で、幾度となく1度しかアップしていない画像が重複してアップロードされていたことがあります)。
編集が終了したら、画面右上にあるチェックマークを押します。

Googleマップへアップロード

いよいよ、Googleマップへ掲載する作業を行います。
この工程を行うことで、正式公開となります。画像を全て選択後、写真右上にある矢印上のマークを選択し、画像をアップロード(公開する)を選択します。

この画像が表示されれば、無事公開されています。この状態では、位置がだいたいあっているだけで、コンステレーション(場所と場所を結合)する作業は終わっていません。
次に、コンステレーションを行います。画像をタップした後、画像を全て選択した状態にしてください。画像選択状態になります。

コンステレーション(場所の連結)

コンステレーション作業は、写真右上の設定ボタンを押した時に表示されるメニューから「写真を移動して結合」を選択してください。
場所を示す赤い点が、番号付きのグレーの丸つき記号に変わります。

番号に一つ触れると、その周囲にある番号と薄いグレーの線でつながる候補が出ます。
下記例では、番号1(公園の入り口ですね)と番号2(入り口から入った最初の場所)を連結したいので、薄いグレーで仮でつながっている1と2の間のグレー線を触れてみてください。
思っている番号と番号が仮の線でつながらない場合は、点と点の位置をずらすと自然につながる候補が変わります。

1と2の間の薄いグレーの線が濃いグレーに変更されます。
また、この時の画面下に表示されているのは、1の位置から見た2の場所と映像です。
この位置は、東西南北の方向と、画面に表示される位置と、画面中央の赤いレーダーのような方向を示すマークを参照しながら、歩いて行く方向を微調整します。
要領がつかめないと全く理解できませんので、初めて作業をするときは、よく見覚えのある場所を使って、3点ほどの場所のコンステレーションを行うことをオススメします。
また、数字の小さい方向から大きい方向へ移動したあとは、大きい数字から小さい数字側に移動し、微調整をしてください。

 

すべての番号を結合すると、以下の画面のようになります。
コンステレーションを行う時は、地図表示と衛星写真モードを使い分けると作業がはかどります。
衛星写真は、パノラマ写真の前方に何があるのかを上から見ることができ、多くのコンステレーションを行う時にわからなくなった時のヒントになります。
下の例では、6番のパノラマ写真は、公園奥にあるジャングルジムの中で撮影されています。したがって、衛星写真で見ると、ちょどジャングルジムがあるところへ番号6があることが正しいことになります。
また、画面下のパノラマ写真の画像に写っている映像はジャングルジム前方にある公会堂が写っており、衛星写真で見ても正しい位置であることがわかります。
また、方角も北方向であることがわかります。
点の位置が間違えて配置されている場合や、方角がそもそも間違えている場合は、コンステレーションが正しく行えません。
結合が正しく終わったら、画面右上のチェックを押してください。
これで完成です!

掲載の確認をしてみましょう

Googleマップで、新舞子児童遊園地を検索してみましょう。
Googleマップを起動して、新舞子児童遊園地と検索してみます。下記のように表示されます。
左下には、撮影して掲載したパノラマ写真6点のうち、1点目、公園入り口の写真が表示されています。
新舞子児童遊園地は新規でリスティングを行っています。その際、根拠となる公園入り口の下記写真を添付して申請しているため、初掲載の映像はそのときの映像になりましたね。
この映像は今後様々な人たちが撮影していくと順次入れ替わっていきます。この画像を左右にスライドさせることでトップ5枚を確認できます。

2枚めにストリートビューの映像となるパノラマ写真が平面化して表示されており、ぐにゃぐにゃの映像になっています。この映像がパノラマ写真ですよ、という意味のようですね。
この写真をタップすると、Googleストリートビューモードとなり、バーチャルツアー(そこにいるかのように動き回ることができる)ができます。定点を結んでいるささやかなバーチャルツアーですが、その場のイメージを立って見回すような視野が得られ、様子をつかむには良い方法でしょう。
今回の説明の最初に表示してあるストリートビュー映像がそれです。

閲覧回数を見てみましょう

画像の閲覧回数をGoogleストリートビューアプリまたはGoogleマップでで確認できます。下記はスマートフォンのGoogleストリートビューアプリで確認した新舞子児童遊園地の閲覧回数です。
まだ掲載した直後で1回しか閲覧されていませんが、次第にカウントされていきます。

トラブルシューティング

掲載はスマートフォンで行い、消すときは・・・

スマートフォンのアプリのバグか仕様なのか不明ですが、削除方法にもルールがあります。
アップロードをスマートフォンで行い、コンステレーションもスマートフォンで行います(サードパーティ製のWEBアプリにて、PC上でアップロードできます)が、万一、誤った画像をアップロードしてしまったり、同じ画像を2回アップしてしまった場合など、パノラマ写真を削除したい場合は、必ずPCから行います
スマートフォンから削除すると、PC側から見ると残っています。

PCからの削除は、左の画面のように、自身のアカウントでログインした状態のGoogleマップの左上メニューから、「自分の投稿」を選びます。

 

 

 

次に、削除したい場所を「写真タグ」から探し、場所が探せたらリスティング名をタップすると、そのリスティングで掲載した画像が全て表示されます。削除したい画像の右上のボタンを押すと、下記のように削除メニューが表示されます。削除を選択することで、PCおよびスマートフォン上に表示される画像が全て削除されます。

2018年4月4日追記:スマホから消しても画像がきちんと消去されるようになったようです。