Googleストリートビューとは? 2017年11月1日
馴染みのない方にはとことん馴染みがないので、ちょっとご説明します。
Googleストリートビューは、Google Earthで地面に近づいた時の「地面から見た360度映像」や、Googleマップで「ペグマン(マップ右下の黄色の人形さん)」を押すと出てくる青いラインで観える「360度映像」を表示する機能です。
パソコンの場合は、ストリートビューアプリというモノがないので、知らない人は知らないんですね。
PCでストリートビューを使った場合
下の地図は、PCでGoogleマップをブラウザで表示、常滑市の大野町あたり、当社アプライトの周辺を表示しています。(画像に触れると別ページでGoogleマップが開きます)
画面右下にある黄色のマーク「ペグマン」を押すと、青いライン(ブルーライン)またはブルーの丸マークが表示されます。
それに触れると、ボヨーンとストリートビュー(パノラマ写真のブラウザ)が起動します。アプライト株式会社の周辺も、効果確認のためストリートビューを撮影しており、ブルーの丸があります。
また、大野駅、大野海岸、周辺のお寺さんも撮影していますので、あちこちにブルーの点があります。
青いラインのところや、青い点でも「つながっている」場合は、そこに行って歩いているように画面を切り替えられます。
アプライト株式会社のあたりにある青い点を触ると、この画像が出ます。
Googleストリートビューの目的、今までの道のりとこれからの方向については、Googleのストリートビューサイトにも詳しく書かれています。私達が最初に撮影しようと思って検索・表示したページもこのサイトでした。
スマートフォンで「ストリートビュー」を使う時
スマホの場合は、Googleマップの他に、Googleストリートビューと呼ばれる専用アプリがあります。
2つともインストールすると、下記のアイコンができます。
Googleマップを使った場合
Googleマップは、かなりポピュラーだと思います。
Googleマップの場合は、地図で場所を検索したり、地図上でランドマーク(リスティング)をタップすると、画面左下に何だかわからない写真が表示されます。これが、代表で表示される「ストリートビュー」になります。
タッチすると、PCと同様、ストリートビューがボヨーンと表示されます。
下記例は、Googleマップで、常滑市大野町あたりの地図で見える「新舞子公園」をタップした例です。
画面左側下にある小さな写真が、ストリートビューです。
「新舞子公園」という表示あたりを触れて、画面を上にスライドさせてみてください。
画面上に写真が表示されます。この写真をつるりと左側にスライドさせて、掲載されている写真を切り替えていくと、写真の中に下記のような「妙に歪んだ写真」で、左下に「ぐるぐるマーク」がある写真が紛れ込んでいる場合があります。これが360度写真(パノラマ写真)です。
この「ぐるぐる写真」にタッチすると、ストリートビューが表示されます。
新舞子公園は、当社が2017年8月頃に撮影、3箇所撮影して結合してあります。THETAを持ち合わせていなかったため、スマートフォンのアプリで撮影しました。
画面に表示された白い「>」マークに触れると、その方向にある次の画像を見ることができます。新舞子公園は当時リスティングもありませんでしたが、市役所などの公共性の高いサイトできちんと調べた上で、かつ、正しい公園名を「現地の看板」で必ず確認してからリスティングをして、撮影しています。
Googleストリートビューアプリを使った場合
スマートフォンには、Googleストリートビューアプリという専用の表示アプリがあります。このアプリで、地図上の青い線と赤い点でストリートビューが撮影されている場所を探すこともできます。
青い線(ブルーライン)が、「Googleストリートビューカー」によって撮影された場所です。青い線(ブルーライン)の上にある赤い点も、Googleストリートビューカーが撮影した点、青い線以外にある赤い点が、ユーザーが撮影した画像です。
ちょうど、常滑市役所のマーク上に赤い点があることがわかると思います。
その点を触れると、下記のように撮影した写真が表示されます。例では、常滑市役所に3枚、10,032回閲覧されたストリートビューがありますよ、という意味になります。
Googleマップ、Googleストリートビューアプリの使いかたは日々変わっていきます。
撮影を開始して、じっくりアプリを使ってきた1年間でしたが、何度も大きく仕様が変わっていきました。
便利な機能なので、是非活用してみてください。
iOSの場合は標準搭載されていませんので、是非インストールすることをおすすめします。
(補足)ストリートビューの撮影にあたって
便利だけど使いかたを変えれば危なくなる、Googleマップと、Googleストリートビューは未だそのあり方について賛否が議論されているシステムです。
誤った関わり方、扱い方をすると、事件を起こしたり、問題に巻き込まれる可能性があるといつも考えています。
便利だからこそ、扱いには最大限配慮してきました。
Googleマップとストリートビューは、良く言えば「無償で便利なナビ・マップ機能がスマホで使える」「出かける前にグルメ画像や、室内の様子や景色が確認できる」「行ったことのない場所が観える」「楽しかった、美味しかったごちそうを誰かに紹介できる」といえます。
悪く言えば「出かけなくても調べたい場所を確認できてしまう」「気に入らない映像をインターネットで晒すことができてしまう」「住所さえわかれば、簡単に道路から自宅の場所が見えてしまう」という二面性のある仕組みです。
そこで「泥棒や犯罪の手助けになる場所は撮影せず、プライバシーに十分配慮し、景色やお店、観光地に興味を持ってもらえる、久しく行ってない場所を懐かしむ」ために、Googleが撮影できなかった場所の撮影を行うことにしました。
私達が撮影に臨んでいるのは24時間自由に行き来できる場所に限定していて、かつ、「公園」「お寺」「神社」「観光地」「史跡」「遺跡」「公共施設」であり、商売が営まれている店内についてはオーナーさんと打合せをしっかり行った上で、有償撮影しています。
公園を撮影する際、どうしても近隣自宅が写ります。この場合は、「Googleが撮影済みの場所であって、さらに個人的なモノを判断しづらくするまで、ぼかしを入れる」としました。つまり、Googleのポリシーより厳しく、という意味です。
また、掲載するときに、理解が浅い他のユーザーがアップロードした、個人情報満載の写真(近隣のクルマ、人、自宅など、デジカメで撮影されている映像をたくさん見かけます。お子さんのどアップ映像を思いっきりアップしている人もいますが、親御さんだと思いますので放置しています)が掲載されていた場合は、問題の報告をしています。大半、数時間で消去されています。
よく、お寺さんの堂内を通常写真やストリートビューで撮影されていますが、私達は「場合によってはバチあたり盗人の盗難で悪用される恐れがある」と判断しており、無断撮影は行いません。
お寺さん、神社、祠(ほこら)でも24時間出入り自由の空間に限っています。
境内の撮影も、出来る限り住職さん、宮司さんに撮影の背景とリスクを説明・相談の上、盗難の恐れがない室内に限り、確認と承諾を行って撮影しています。
なお、24時間自由に出入り可能ではありませんが、オーナーに出入りをいちいち確認しないで自由に出入りできる「ショッピングモール」「駅」なども、市民の方、モールに非常に有益である(本来は有償で撮影するエリアであること)と判断した時のみ、撮影と掲載をすることにしました。
公園や神社、お寺を撮影する時に、どうしても近隣の自宅やクルマ、表札が写ります。この場合は、Googleのポリシーに加え、もっと厳しい条件を作って、プライバシーに配慮した撮影をしています。
ここは常滑市蒲池にある松仙寺さん。
お寺さんで口コミが書かれている場所は珍しいです。
撮影した当時、ちょうど住職さんがお庭の手入れをしていたので、撮影前の確認をしました。
住職さんとしっかりお話をしたのですが、ご住職の考えとしては「寺はある意味公共のコミュニティ空間を住職が預かっているようなものだ。集客・コミュニティのための努力や公開(アピール)をすることは良いことだ、それは、境内だけでなく、本堂内も同じだと思う」という合意の元、本堂内部も撮影させていただきました。
話をすすめる中、美味しいお茶と茶菓子まで頂きました。お寺本来の「コミュニティの場」を保っている貴重な寺院だと思います。
ここの撮影は、まだ撮影技術が未熟だった頃なので、そろそろ再撮影にお伺いしようと思っています。
ご住職さんの力説が印象的で、もう10ヶ月以上前ですが、非常に印象に残った場所です。
私達が撮影する前までの「松仙寺」に添付してあったGoogleカー撮影のGoogleストリートビュー映像を参考で表示しておきます。
こんな写真がトップに掲載されていたら、マップやストリートビューを見たら「廃寺(失礼)みたいで余計怪しく感じて近づきたくもない」と思いませんか?
寺院はこの手の写真が多いんです。
2017年10月現在、地元の撮影愛好家が98%、寺院仏閣の美しい映像を撮影していることで、Googleマップで検索した寺院、神社は、その様子をしっかり届ける写真が掲載されるようになりました。
当社は、基本ストリートビューを撮影・メンテナンスしていますが、写真が少ない場合は、通常写真も追加掲載しています。
公共施設の撮影
現在、お寺さん、神社の撮影はほぼ終了したので、愛知県常滑市の行政が管理する公共施設、図書館、体育館、公園、公民館などの施設内撮影も実施しています。
前述のメリットとデメリット、問題点について関係各位と十分議論と相談を行いました。
行政としての判断は「メリット」と判定いただきました。
プライバシー、防犯に十分配慮し、随時撮影を進めています。
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- Googleストリートビュー, Googleマップ, WEB作成