THETAクラッシュ 2016年11月9日
THETAがやってきたのは11月6日のことでした。撮影を開始したのは11月7日。
11月9日、つまり、撮影三日目の出来事です。
ワクワクソワソワ。常滑の有名所を撮りに行こうよ。
よし!今日は常滑市の栄町にある神明社と、やきもの散歩道だ!
この日は、常滑市にある神明社にクルマを停めて、神明社北側の通路からやきもの散歩道を散策しながら撮影しようと思いました。
神明社を通過して、自然歩道を歩くと、登窯なる観光名所に到着します。
THETAの撮影は、360度撮影の特性上、撮影中は離れて隠れないといけません。なので、一脚でTHETAをひとりぼっちにして、ささっと走って物陰に隠れるという、結構大変な作業をすることになります。
よし!登り窯のベストポジションを撮るぞ~。あれ、地面が斜めってる。
一脚がうまく立たないなぁ・・・。
まあいいっか。そ~っと物陰に隠れてっと・・・。
!!!!!
THETAと一脚がふら~りと倒れていくのがスローモーションで見えました。
THETAの最後でした。
360度カメラって、大抵レンズが2つ以上あって、それぞれのレンズが180度近い広角レンズ。
だから、レンズが「出目金状態」なんですよね。
1号機くんの最後の映像がこれ。ここ、すごく暗くて、この写真の1枚前は真っ暗でした。倒す前に撮った暗い映像を見て、夜空の時にやった「明るさを調整する」ことができることを思い出して。
明るさを調整して再撮影したとき、やっちゃいました。
1号機の最後の記念に、光量を設定しそこねた映像をアップしてあります。これも当時のまま。
THETAレンズ破損
起伏が激しい場所で、おまけに常滑の秋冬は風も強い。しばらく、登窯周辺を撮影することは辞めることにしました。
知多半島の冬場は風が強い日が多いです。地面が斜めになっていて、風が強いなんて、落ち着いて考えれば無謀の何者もでもありません。絶対不安定な場所での撮影は辞めましょう。
THETAが壊れるとどうなるか。出目金レンズが割れてしまったときの写真を撮り損ねたので、THETAを壊してしまった西村さんにお願いをして写真をお借りしました。
(西村さん、写真ありがとうございました。私のTHETAは3日、ファイルカウント250枚の命でした)
THETAの修理について
私のTHETAもこの状態になりました。倒れた後のTHETAを見る時のドキドキ感、もう経験したくありません。
THETAの修理ですが、一律で16000円程度です。RICOHの修理受付センターへ電話すると、丁寧に対応してくれます(私、実は1年間で3度もお世話になりました。THETA scだったら2台購入できるではないか・・・)。
非分解のため、レンズ破損の場合は全交換になるそうです。破損した品を送付すると、検査に数日かかり、故障・交換しか無いとの連絡後、数日後に代品が届く仕組みです。
強風のときはもう撮影しない!! 風がなくても一脚で撮影すると、どうしても倒れる可能性があるわね。倒れづらくする方法って無いかしら。一脚の足元に、重りを付けたらどうかしら?
というわけで、格好悪いのですが、水道工事用のナットが一脚のサイズにピッタリなので、以来この状態で撮影しています。
注意しながら撮影していることもあるのでしょうけど、以来、ナット付きの一脚は一度も倒れていません。といいますか、ナットをつけて必ず撮影しています(すごく重いけど)。
皆さん、気をつけましょう。
THETAの収納ケースについて(2017年10月追記)
余談ですが、THETAのレンズフードが「ガラス」でできていることがこのクラッシュでわかりました。
それまでは、純正で付いているキャリーケースといいますか、THETAぴったりのカバーがあるんですが、あまりにぴったりで、収納・引き出しする時にレンズに傷がつくんじゃないかと心配していましたが、「ガラスだったら丈夫だわ~」と思いつつ、実は長い間純正ケースを使い続けました。
後の事になりますが、撮影する枚数が尋常ではない(結局、現在3台保有しているTHETAのうち、修理後の1号機の撮影枚数は2017年10月現在で5000枚!)ので、当然ケースの出し入れもそれ相当になります。
数ヶ月撮影していて、映像を見ていると、どうも太陽を撮影した時のレンズフレアが以前より大きくなっているといいますか、ちょっとですが、涙目みたいになっていることに気づきまして。
原因は明確で、どうしても景色メインになること、風が強い時に少なからず砂をケースやTHETA本体で運んでしまうためで、傷は避けられないようです。
なので、あれこれケースを工夫した結果、現在はおまけでもらえた「大型フリスクのケース」を代用しています。
専用と言わんばかりのピッタリ感。
柔らかい樹脂製で、都度洗ってホコリを取り除いて使っています。以来、傷が増えないような気がします。
THETAをカバンに入れている時や、撮影中移動している時も、どうしてもあちこち軽く当たったりします。撮影後は必ずカバーをして移動しましょう。
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