タイムマシン機能

タイムマシン機能は、2014年4月からPCのWEB版で公開されている機能です。
GoogleマップのGoogleストリートビュー映像が異なる日時に同一箇所で撮影された場合、タイムマシンのように過去にさかのぼってパノラマ写真を見ることができます。
タイムマシン機能ではありませんが、Googleストリートビューの過去映像が役に立った記事として「亡くなった愛犬の姿をストリートビューで発見」「昔飼っていた犬や猫が写っていた」とか、「10年も同じ場所にいた犬」といった記事があります。ストリートビューの映像は上書きされたら消えてしまうわけではないので、同じ箇所での撮影は、その時の情景や懐かしいモノを残すのに良い方法ではないでしょうか。

もともとは東日本大震災で失った過去の映像をGoogle日本法人で残していこうという「未来へのキオク」プロジェクトが発端だそうです。
過去の映像をバックアップ・切り替える機能をシステムで構築した労力と莫大なハードウェアの運営コストにいつも感謝しています。(有益な活動をしなきゃ、と思うきっかけでもあります)

使いかた

PCで、GoogleマップをChromeブラウザで開きます。EdgeやIEなどでも開きますが、いちいち「Chromeを使いませんか?」というメッセージが出るので、マップを使うときはChromeを使います。

1.GoogleマップをブラウザChromeで開く

マップの右下にある黄色の人形「ペグマン」を押します。
道路にたくさん青色のラインが表示されます。これがストリートビューの撮影箇所です。

 

 

2.ストリートビュー映像を表示

青色のラインや点(ブルーライン)付近にペグマンを摘んで落とす(ドロップ)すると、ストリートビュー映像(パノラマ写真)が表示されます。左上にある「ストリートビュー・4月2015」といった撮影年月部分をよく見ると、文字の左側に時計マークがある場所が多々あります。これがタイムマシン機能を利用できる場所です。
時計マークが無い場合は、撮影が1回だけの場所になります。
画像下にあるスライダを触ると、撮影された年月を変更できますので、変更後、虫眼鏡マークを押すと、ストリートビューが撮影年月単位で切り替わります。

知多半島のGoogleマップ・ストリートビュー

知多半島でGoogleストリートビューの撮影が開始された一番古い映像は、2012年頃です。
現在は2017年、5年の歳月が経過して、場所によっては大きく景色が変わったところもあります。

常滑市・イオンモール常滑

常滑市のGoogleストリートビューの撮影は2012年、2015年に集中して撮影されたようで、以降の撮影はされていません。

 イオンモール常滑の前の道路からイオンモール常滑を眺めた(2012年2月)

2012年って最近の気がしますが既に5年前。当時は、まだ野原だったんですね。

 イオンモール常滑の前の道路からイオンモール常滑を眺めた(2015年4月)

 

2015年4月は建築中・・・ということは、今は2017年11月。イオンモール常滑は建ってから2年半しか経過していないことに。ちょっと調べてみたら、2015年12月4日に開業したんですね。もうすぐ2年目になります。

知多市日長(ちたしひなが)にある日長神社

知多市も常滑市と同様、Googleストリートビューの撮影は2012年、2015年に集中して撮影されたようで、以降の撮影はされていません。

日長神社入り口から鳥居を眺めてみたところ(2017年2月)

2015年以降撮影されていなかったので、道路ギリギリのところから境内まで撮影しました。
鳥居前、道路沿いの撮影ポイントがタイムマシンモードとなり、Googleストリートビューカーが撮影した2015年、2012年の映像に遡ることができます。
神社にとっては5年なんて一瞬かと思います。5年前と全然景色は変わっていませんね。

日長神社入り口から鳥居を眺めてみたところ(2012年3月)

僅かに角度が異なりますが、ほぼ同じ場所からの日長神社入り口からの映像です。
さすが神社、全然変わりませんね。

Googleストリートビューのタイムマシン機能で面白いものが見つかるかもしれません

タイムマシン機能は、莫大なシステムの開発と運営コストで成り立っている仕組みなので、おおっと思う使いかたを考えています。特定の場所の「四季」を保存できないか?とか。
先日のブロクで公開した知多市・四季桜の里の映像で、四季桜が見事に育っていることがわかるタイムマシン映像を撮影できました。こんな映像が撮れる場所をさがしています。

常滑市大野町の四季を

とある箇所をシーズンごとに撮影しておくと、こんなふうに映像が保存されます。
アプライトの知多オフィスから歩いて0分。大野町駅のすぐ西側にある地元コミュニティの公園「わくわく広場」です。
2018年3月追記:1年が経過したので、春夏秋冬の映像を定点で撮影できました。

2017年の夏場(2017年9月上旬)

2017年の晩秋(2017年11月末)

2017年1月の雪景色
2018年3月の春

是非、正確に同じ位置で撮影してください。
わくわく広場の前述写真は、実は少しずれたところで撮影をしたので、タイムマシン機能が働きませんでした、残念。